『真の意味でぼくを豊かにしてくれたのは
ぼくが受け取ったものより多くのものを
与えた場合だけだったということを認め
なければなりません。』
サン=デグジュペリ
『星の王子さま』は私が今まで何万冊もの本を読んできた中でも
ベスト10の中に入る本です。
子どもにも必ず読ませようと考えている本です。
豊かさは受け取ったものより
多く与えた場合だけだった
この言葉は
私自身の一番好きな言葉である
『与えるものが受け取るもの』に何処となく似ているような気がしている
受け取るだけでは
豊かさは実現しないという事でもある
豊かさとは
受けた以上に
与えることで実現するということだろう
計算では計り知れない
こころのありようが
ここでは観てとれる
豊かさを享受したければ
与える
受けた以上に与えることだ
受けてから与えるのではなく
受ける前に与える
返ってこなくても
与える
そうしてくると
与えた時点で既に
自分は受け取っていることに気が付く
これが
豊かさだと思う。
物質的なものではなく
こころの豊かさとは
気持ちであり
思いだ
相手を思うこころ
相手を慈しみ
愛おしむこころ
雲が見返りを求めずに
雨を降らすように
与えることは
とても
自然なこころの動きなのだ
木からリンゴが落ちて
それを人が拾って食べようと
木がお金を請求しないのと同じように
与えること
そのもので
すでに受け取っているの・・・・
だから
感謝されなくても
ありがとうと言われなくても
がっかりしない
相手のために感謝しなくちゃと叱るかもしれないが
それは
自分が感謝してほしいからではない
相手に感謝の気持ちを教えたいから
ただそれだけ
与えることそのものに
喜びがある
与えることで
あなたが
笑顔でいれるなら
それが
あなたが受け取ることができる
最高のご褒美です
あなたはただ
与えたいから
与えていますか?